ユナイテッドは11月9日、2024年3月期第2四半期決算(2023年4月〜2023年9月)を発表しました。それでは決算の内容を見ていきましょう。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
YoYで増収増益
02.
通期では業績予想通りの着地見込み
03.
年間20件・10億円の投資実行を計画
04.
利用社数がQoQで+19%増加
05.
㈱トクイテンに対して、リード投資家として投資実行
06.
LINEヤフーテックアカデミーの募集を開始
07.
営業利益以下の進捗率が100%を超過
08.
通期業績予想を修正
09.
個人投資家向け質問集
010.
決算のまとめ
YoYで増収増益
売上高は9,170百万円(YoY+38%)、営業利益は5,368百万円(YoY+71%)となった。今期は上期に有価証券売却を集中させたため、YoYで増収増益。
通期では業績予想通りの着地見込み
投資事業、およびアドテクコンテンツ事業において継続して収益を創出。下期も継続して人材マッチング事業への投資を継続。通期では業績予想通りの着地見込み。
年間20件・10億円の投資実行を計画
【KPI①投資事業:投資件数・投資金額】
年間20件・10億円の投資実行を計画。リード投資家としての件数も増加させる方針。
2Qに新たに5社に対して投資実行。そのうち1件はリード投資家として投資実行。これにより投資金額の拡大にも貢献。
利用社数がQoQで+19%増加
【KPI②人材マッチング事業:利用社数】
人材マッチング事業のKPIである利用社数がイノープ㈱の拡大、ONX㈱のM&A実施により、QoQで+19%増加。
㈱トクイテンに対して、リード投資家として投資実行
【投資事業】テクノロジーを駆使した有機農業の自動化に取り組む、㈱トクイテンに対して、リード投資家として投資実行。それに加え新たに4社に対して投資実行。
LINEヤフーテックアカデミーの募集を開始
【教育事業】2023年10月12日よりLINEヤフーテックアカデミーの募集を開始。プログラミング未経験者が事業会社でWeb エンジニアとして働くために必要なスキルを習得でき、転職までサポート。
生成AI初学者向け「はじめてのプロンプトエンジニアリングコース」に加え、LLMを使用したアプリケーション開発を行うエンジニア向けの実践的なコースを新たに開講。
営業利益以下の進捗率が100%を超過
上期に有価証券を通期計画から先行して売却したため、営業利益以下の進捗率が100%を超過。
下期以降も人材マッチング事業への投資を継続することを踏まえ、売上高、営業利益、経常利益の通期業績予想は据え置き。
通期業績予想を修正
人材マッチング事業内の子会社において、M&A実施時の計画から事業進捗が乖離したため、のれん未償却残高を特別損失として計上したことで、通期業績予想を修正。
配当金は今期からの新方針「DOE4%または配当性向 50% のうちいずれか大きい金額」により、予想通りの見通し。
個人投資家向け質問集
M&A実施時の計画から事業進捗が乖離したため、のれん未償却残高について減損処理を行い、特別損失を計上。㈱ココドルはカソーク㈱と合併し組織体制を強化。
なお、人材マッチング事業は先行投資中であり、今後も投資を継続し、事業拡大を図る。
一つ目は、自己資金で投資実行。これにより1件あたりの出資額 取得比率に制約が無く、フレキシブルな投資が可能であり、他VCファンドのように投資期間の制約が無いため、成長に時間を要する事業領域にも投資が可能な点。二つ目は、これまでの実績や、経営陣・キャピタリストが持つネットワーク、多数の外部ファンドにLP出資していることから、多くのスタートアップにリーチができている点。また、ハンズオン支援も強化しており、スタートアップの成功確率を高める取り組みを行っている。
一つ目は合格率10%を通過した質の高いメンターによるマンツーマンの指導。二つ目は定期的なメンタリングや、毎日のスラックサポート。そして三つ目は先にご説明したテックアカデミーワークスによる、実務機会の提供。以上により、質の高い学習の提供、また座学だけでなく実践機会を提供することで、スキルアップやキャリアチェンジまで支援する体制が強みと考えている。また、今期はLINEヤフーテックアカデミーと生成AI関連コースに注力し、さらなる事業拡大を図っている。
決算のまとめ
情報提供:ユナイテッド株式会社
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