本日はよろしくお願いします。順調な決算でしたね。
ティッカーくん
売上高は過去最高となりました。
IR担当者
自社株買いに至った背景についても詳しく教えてください。
ティッカーくん
はい、よろしくお願いします。
IR担当者
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
Q1
今回の決算発表のポイントを教えてください。
Q2
自社株買いに至った背景は?
Q3
⼀部広告予算の未使⽤はfotowa事業?また今後のfotowa事業の方針については?
Q4
fotowa事業は来期の売上が想定通り伸びなかった場合、追加の投資は?
Q5
Snapmart事業のアンバサダープランを加速させる施策などは?
Q6
説明資料記載の各事業市場規模と各セグメントの売上ギャップを埋めるにはなにが必要?
Q7
コロナ禍と言われ約2年が経ちましたが、社内の雰囲気など変化は?
Q8
なにか個人投資家に伝えたいポイントは?
今回の決算発表のポイントを教えてください。
2021年12月期決算及び2022年12月期予想で、成長投資と利益拡大の両立を行うという点です。
上場して6年以上経っていますが、これまでは新規事業や海外展開、M&Aなどの成長投資へ注力していたため、利益を積み上げることができていませんでした。現在は主力のピクスタ事業からの利益創出があり、全体としては利益を拡大しながら十分な成長投資ができる状況になってきたため、はっきりと意思表示をしました。
自社株買いに至った背景は?
現預金が結構積み上がっていた部分と、利益を積み上げていけるというところから株主還元をこのタイミングで行いたいと考えました。長期で期待していただいている株主に、これまで期待に応えられなかった分も含めてという思いもあります。
経営陣として今の企業価値が自分たちが想定している価値に比べて低いと考えているため、それをメッセージとして発信するという意味も込め、還元の手段として自社株買いを選びました。
⼀部広告予算の未使⽤はfotowa事業?また今後のfotowa事業の方針については?
最大手の子供写真スタジオと比べると認知度はかなりの差があります。大手スタジオほどの認知度になりますと事業規模は数百億円になりますが、10%~20%程度でも数十億円の事業規模になりますので、まずはそこを目指します。
去年始めたインフルエンサーによるSNSを活用したものが費用対効果も良かったので、今後拡大していく方針です。
fotowa事業は来期の売上が想定通り伸びなかった場合、追加の投資は?
基本的には投資は十分なものを計画していますので、これ以上増やしても効率が悪くなる可能性が高いため追加投資は考えていません。
単に投資を増やすよりも、戦略やプロダクトの改善に変化を起こす可能性はあります。
Snapmart事業のアンバサダープランを加速させる施策などは?
現在既に他社と協業しているケースがあり、コンサルや違うソリューションを提供している企業でアンバサダーサービスと類似のものがない企業との協業などは今後も推進していきます。また、現在はトライアルで動画撮影も行っています。
説明資料記載の各事業市場規模と各セグメントの売上ギャップを埋めるにはなにが必要?
ピクスタは知名度やシェアは高くなってきていますが、報道写真やスポーツ写真など参入できていない未開拓部分がギャップとしてあります。参入障壁もあるため、展開するとしても時期を見ながらの判断になります。
fotowaは認知度やサービスそのものをブラッシュアップする必要があり、取り組まなければいけないことがたくさんあります。
PIXTAオンデマンドはまだ1年半しか経っておらず、プロダクトマーケットフィットの段階ではありますが、5~10年で10~20%のシェアは取っていけると思っています。
SNS広告市場も、まだこれからの段階です。
コロナ禍と言われ約2年が経ちましたが、社内の雰囲気など変化は?
すぐにフルリモートにしてオフィスも縮小しましたが、すでに20人ほど社員が地方移住しているという点が大きな変化です。仕事の進め方としては元々チャットツールやクラウド環境を使用していたので、影響は少ないです。
リアルでのつながりが薄くなり、一人一人の仕事のプロセスが見えにくくなっている状況で、各個人が自立的にプロフェッショナル意識をもって仕事を進める必要が出てきたことも大きな変化だと思います。
なにか個人投資家に伝えたいポイントは?
現在の3つある主力事業に加え、PIXTAオンデマンドが立ち上がっています。ピクスタ以外の事業は割合として小さく見えるかもしれませんが、かなり大きく成長できる手ごたえを持っています。数年後に実現できれば売上・利益ともに違うステージになりますので、期待していただきたいです。