【ピクスタ通期決算】
ピクスタは2022年2月14日、2021年12月期本決算を発表した。売上高は7.2%増の2,813百万円、営業利益は220.1%増の124百万円となった。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
2021年3月期通期決算
02.
YoYにて増収増益、売上高は過去最高実績を達成
03.
PIXTA・fotowa・Snapmart事業全ての売上高が累計・単体共に成長
04.
中長期目標:2024年に売上高38億円
05.
FY21通期予想比:主要4項目全て計画地で着地
06.
FY22予想:売上高30億越えを目指す
07.
ピクスタ通期決算のまとめ
2021年3月期通期決算
YoYにて増収増益、売上高は過去最高実績を達成
FY2021Q4の売上高は単体・累計共にYoYにて増加の結果となった。特に累計の売上高はYoYにて7.2%増加の2,813百万円となり、過去最高だった2019年を上回る実績を達成した。営業利益はQ4単体ではYoYにて減益の結果となったが、累計では約3.2倍増の124百万円となった。
PIXTA・fotowa・Snapmart事業全ての売上高が累計・単体共に成長
PIXTA事業・fotowa事業・Snapmart事業のすべての事業がQ4単体・累計共に売上高の増収を達成している。PIXTA事業は定額制売上高がYoYにて13.0%増と継続的な成長を遂げている。fotowa事業は撮影件数の増加により、YoYにて27.0%増加の売上高を達成。Snapmart事業はオンデマンド撮影売上高の高成長により、YoYにて37.0%増加の売上高となった。
fotowa事業の主要KPIは撮影件数とリピート率となっており、撮影件数はYoYにて44.0%の増加と大幅に成長し、リピート率はFY2022Q4では21.0%、通期では19.3%となり、前年の15.9%と比較すると3.4ptの改善となった。
Snapmart事業の主要KPIである売上件数は営業体制の強化が功を奏し、YoYにて46.0%の大幅増加となる。案件単価も高単価案件の継続的獲得から、順調に成長を遂げている。
マーケットプレイスの主要KPIは①月間購入者数累計、②一人あたり平均月間購入額となるが、今後はオンデマンド撮影に注力していく動きから、YoYにて減少傾向となっている。
中長期目標:2024年に売上高38億円
ピクスタは中長期経営方針として、成長投資と利益の拡大を掲げ、2024年までに売上高38億円、営業利益、5億円、ROE20%越えを目標とした。主要事業のPIXTA事業で堅実な売上と利益の成長をしつつ、fotowa事業・Snapmart事業への積極的投資を継続し、第二・第三の柱を構築する動きを取っている。
FY21通期予想比:主要4項目全て計画地で着地
ピクスタはFY2021通期計画に対して主要4項目のすべてを計画数値を達成した。
FY22予想:売上高30億越えを目指す
ピクスタはFY2022の業績予想を発表した。売上高は前年比6.8%増の3,005百万円、営業利益は73.1%増の216百万円を見込みとした。営業利益216百万円は過去最高の数値となる。
ピクスタ通期決算のまとめ
情報提供:ピクスタ株式会社
総括
FY2021通期で増収増益の結果となりました。特に売上高は過去最高実績を達成し、成長の強さを感じられます。FY2021通期計画に対して全項目達成で着地し、各事業においても堅実な成長が見て取れます。来期の業績予想では売上高30億円を突破、営業利益は過去最高利益を目指しており、来期の成長ぶりにも期待が持てる企業です。