【ココナラQ1決算】
ココナラは2022年1月14日、2022年8月期Q1決算を発表した。
営業収益は43.6%増の880百万円、営業利益は▲227百万円だった。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
2022年8月期Q1決算
02.
FY2022Q1は増収減益、営業収益はYoYにて44%の大幅成長
03.
両事業共に順調に成長、ココナラ法律相談の売上高が大幅飛躍
04.
流通高もYoYにて大幅成長
05.
主要KPIは各項目順調に成長。ココナラ法律相談の主要KPIが大幅成長
06.
FY22通期予想比:計画に対して順調に推移
07.
ココナラQ1決算のまとめ
2022年8月期Q1決算
FY2022Q1は増収減益、営業収益はYoYにて44%の大幅成長
2022年8月期Q1では、増収減益の結果となった。営業収益はYoYにて44%の大幅成長となる。営業利益が減益となったのは計画通りであり、長期の収益貢献が見込める購入ユーザー獲得の為のTVCMを実施したためである。TVCM関連費を控除するとFY2022Q1の営業利益は81百万円となる。
両事業共に順調に成長、ココナラ法律相談の売上高が大幅飛躍
前期に続き、ココナラ本体・ココナラ法律相談共に順調な成長を遂げている。特にココナラ法律相談の営業収益はYoYにて+137%という大幅な成長を遂げた。ココナラ本体も+39%の成長となる。営業収益成長の要因は、ココナラ本体はコロナ禍を追い風とした、社会全体でのビジネスのオンラインシフトや、前期から投資しているTVCMによる影響が大きい。ココナラ法律相談は、好調なSEOを背景として営業活動を強化したことによる有料弁護士獲得ペースの増加による影響が大きい。
流通高もYoYにて大幅成長
ココナラの経営指標として流通高も重要な指標となっている。流通高がYoYにて+35%の成長となっている。流通高をカテゴリ別に見てみると、制作・ビジネス系カテゴリがYoYにて+48%と大きく成長している。ビジネスがオンラインにシフトしていく社会の流れや副業推進といった時代背景とTVCMの効果が表れている。
主要KPIは各項目順調に成長。ココナラ法律相談の主要KPIが大幅成長
ココナラの主要KPIとなっている購入UU(ユニークユーザー数)と一人当たり購入額も順調に成長している。購入UUはYoYにて+25%、一人当たり購入額は+8%の成長幅となる。こちらの成長要因としては中小企業を中心にビジネスを目的とした利用者が増加している事が挙げられる。
ココナラ法律相談の主要KPIである登録弁護士数と有料登録弁護士数も前期に続き高成長を遂げている。特に有料登録弁護士数はYoYにて2倍以上の伸び率を達成。
FY22通期予想比:計画に対して順調に推移
ココナラはFY22Q1時点で増収減益の結果となった。FY22通期計画(YoY+33~40%)に対してFY22Q1はYoY+44%と順調な進捗を達成している。TVCMへの積極的投資を計画している為、今期の営業利益・経常利益・純利益は赤字予定となっている。TVCM関連費を除いた場合の営業利益黒字化は継続して行っていく方針。
ココナラQ1決算のまとめ
情報提供:株式会社ココナラ
総括
FY22Q1時点で増収減益の結果となりました。減益の要因は積極的投資を行っているTVCMの影響であり、通期業績予想に対しては順調に推移しています。その影響で流通高・営業収益は大幅な増加傾向であり、主要KPIも継続的成長を続けていることから、今後も継続的な企業の成長が期待されます。