本日はよろしくお願いします。順調に伸びている印象を受けます。
ティッカーくん
先行投資の効果だと思っています。
IR担当者
どのような取り組みがあったのか、ぜひ教えていただきたいです。
ティッカーくん
はい、よろしくお願いします。
IR担当者
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
Q1
今回(FY2021Q3)の決算発表のポイントを教えてください。
Q2
ID数と導入社数で導入率が57%と高い要因は?
Q3
ID数が増加している要因である季節性について教えてください。
Q4
BPOサービスに関して教えていただけますか?
Q5
広告宣伝費はQ毎に30‐50百万円の規模で、メインはWeb広告でしょうか?
Q6
前期実施したTVCMは初めてですか?結果は想定通りでしたか?
Q7
広告よりも人員に大きく先行投資をしている背景を聞かせてください。
Q8
IR活動が積極的に見えますが、考えをお聞かせください。
Q9
マーケットには御社の伝えたいことが伝わっていますでしょうか?
Q10
投資家の皆様になにかメッセージはございますか?
今回(FY2021Q3)の決算発表のポイントを教えてください。
今回の決算のポイントは、ガイダンスに対して順調ということが一つ。それだけではなく、建設業界やそれ以外の業種に対してより深堀とその速度を高めていけるような共創関係、英語で言うとコ・クリエーション関係を作ることができた四半期でした。
ID数と導入社数で導入率が57%と高い要因は?
導入社数が増えたのは先行投資(人、マーケティング)が効いています。特にマーケティングの先行投資の効果の継続、TVCMの実施で伸びている傾向です。上場によって知名度も高まっていたなど相乗効果だったと思います。
ID数が増加している要因である季節性について教えてください。
元々日本の建設業界は、3月決算の会社が多いので、3月に完成を目指すプロジェクトが比較的多くなります。第3四半期から新しい現場が始まったり、現場が進んできて検査が始まるとスパイダープラスを使用する段階になります。そのため第3四半期が比較的増加しやすい傾向にあります。
BPOサービスに関して教えていただけますか?
現場監督間の”段取り”(準備や作業)を代行するサービスです。
スパイダープラスは施工検査やその後の報告などをデジタルによって効率化します。”段取り”はアナログな部分が多いので、当社が請け負うことで、現場監督はコア業務により集中できるようになり、自分たちの付加価値を出すべき仕事にフォーカスできるようになります。
こちらは人手と、あとはAIを活用します。提携してる会社の仕組みを使って我々が効率的に内側で進めていきます。単純に我々が代行するだけでは、結局人手がかかってしまうので利益率は低くなってしまいます。AIを活用することによって、レバレッジをかけて大量の案件を手掛けます。
我々の攻めの観点の展開で考えると、まだまだこのような”段取り”がアナログな仕事はたくさんあります。
広告宣伝費はQ毎に30‐50百万円の規模で、メインはWeb広告でしょうか?
ウェブの広告です。WebでたまにテレビCMを活用します。投資判断基準はユニットエコノミクスを活用して投資の費用対効果を計りながら効率的なお金の使い方をしています。
前期実施したTVCMは初めてですか?結果は想定通りでしたか?
上場前の2018年に一度やっています。昨年と今年のテレビCMは実証実験的な部分もあり、来期の計画のところでまた実施する可能性はあります。
広告が順調というのは、開示していないところではいわゆるリード数で、開示できるKPIでは新規の社数が伸びているところかと思います。
広告よりも人員に大きく先行投資をしている背景を聞かせてください。
SaaSのプロダクトのため日々より良いものを開発する必要があります。それをスピーディーに行うために開発のエンジニアはたくさん採用しています。さらに、プロダクトを開発したら販売する人間も必要になりますのでセールスも増やしています。この背景としては、先行投資として我々が将来にわたって高い成長率を維持していくために、 必要な人材、必要な組織体を構築しているということです。
IR活動が積極的に見えますが、考えをお聞かせください。
機関投資家も個人投資家も隔てなくというスタンスです。資本市場での情報の透明性や情報の非対称性を解消するということは、上場企業として当然の取り組みと思っており、どう有効手段を取るかというところを模索してます。そのような中で例えばSNSやYouTubeLIVEを活用したり効率的に情報の伝播ができるのではないかと考え、取り組んでいます。
マーケットには御社の伝えたいことが伝わっていますでしょうか?
株価の乱高下するところでは、グロース銘柄全体が下がったりすることもあると思いますが、我々としてはすべてオンスケジュールで進んでいます。かつ、将来も成長し続けるために、毎四半期、何かしらの種まきができているというところがポイントと思っています。
投資家の皆様になにかメッセージはございますか?
機関投資家に評価していただいている観点の一つが、今後日本の建設DXは絶対広まるとともにまだ始まったばかりだとことです。その中で日本の建設DXが当たり前になった世界の中心的な存在は、スパイダープラスだろうといわれることがあります。IRのメッセージとしては今後、 建設テックのDXの中心的な存在になるべく、日々頑張っています。
情報提供:スパイダープラス株式会社
総括
直接お話を伺うことで、業界の構造や季節性について理解することができました。また新たなサービスのスパイダープラスBPOは、顧客の付加価値拡大を助けることによって、ますますロイヤリティが上がるように思えます。建設業界の生産性向上余地はまだまだ広く、今後のポテンシャルを感じるとともに、着実に布石を打っているのが感じられる決算でした。
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